[ゴージャス全開特大プール]
ホテルの玄関前にあるのは何と巨大な池。噴水とおぼしき彫像の周囲にはぐるりと柵がめぐらされているが、施設の横にシャワーと腰洗い槽がある事から、夏期はプールとして開放していた事がうかがえる。
しかしいくら南部とはいえ此処は北国北海道。プールとして利用出来た期間など凡そ限られていた事は容易に想像できる。
しかもこれだけの広さである。運営費、管理費、維持費など一体いくらかかっていたのだろうか・・ため息が出る。


中央部分にある黄金の女神や天使。噴水かそれとも只のオブジェかは今となっては判らない。
それにしても只の噴水としてはあまりにも無駄に広い。広すぎる。

プールサイドには白銀の龍。

何故かプールサイドには巨大な鍋。

シャワーと腰洗い槽。

涅槃像前にある2つの噴水のオブジェ。(左‥涅槃像頭側、右‥涅槃像足側)

[目玉スポット!超特大黄金釈迦涅槃像に潜入]
いよいよ黄金の巨大涅槃像への潜入を試みる我々はまずその外観の観察を行った。
近くで見ると一層その特異な大きさに圧倒される。

台座部分に目を落とすと細かいレリーフが彫られている。釈迦が誕生してから入滅するまでの故事来歴だそうだ。その数19枚。
こんな所にも巨額が投じられているのか・・。愕然とする。
涅槃像から少しはなれた場所には像設立の由来と聖徳太子について書かれた石碑がある。
それによると、「私たちに偉大な教訓をのこして人生の道標を与えたお釈迦様を人として最も理想的といわれる「涅槃」の姿で再現し、少しでも悟りの境地に近づきたいという願望から霊山として名高い恵山を特に選んで建設した」という事らしい。真偽の程は定かではない。何にせよ仏像と欧風建築を同居させるその神経がまず解らない。

 



岩場の中にある謎の入口からいよいよ我々は涅槃像の内部に突入した。
ここで驚きの事実が!何と涅槃像の構造は「ハリボテ」だったのだ。
調べを進めてみると、どうやら金属の骨組みの上からプラスティックの様な化学素材で外形を型取られた様子だ。しかし流石に鉄骨部分は腐食ががかなり進んでいた。
尚、先程の涅槃像の脇にある岩もこれまたハリボテであった。



[白亜のホテルモンテローザ]
プール奥にはこのリゾートのホテルである「Monte Rosa」がひっそりと佇んでいる。
最後の最後まで営業が続けられて居た場所だけあって、他の場所と比べるとまださほど荒れてはいない。
ホテルモンテローザの隣には、の前身である恵山高原ホテルがある。
流石に少々古びた感じである。恵山高原ホテルとホテルモンテローザとを結ぶ連絡通路の周辺には「モンテローザクルーズ出発地」と書かれた看板が置いてあった。
どうやらモンテローザ内の施設を見て回るアトラクションらしきものも当時は存在していたらしい。

涅槃像とは道路を挟んで反対方向にも更にの仕業とされる建造物が確認される。我々は涅槃像を後にして第2エリアへも潜入を試みた。

(続)  

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