
作者紹介
あっすぃー
1985年生まれ。父に釣りを叩き込まれ、今では釣りバカ状態。主にルアーフィッシン
グでトラウトを狙っているが、たまにフライも振る。好きな魚種は、アメマス、カラフトマス、ウグイ。根っからのウグイ狂でもある。
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■第2話
11/9日。雪がちらつく中、とある川へ赴きました。この時期、60cmクラスのアメマスがちらほらと釣れ出すポイントへ行き、底をなでるように探っていく。が、底での反応は薄かった。そういえば、以前どこかで聞いたことがある。
「雪がちらつくと魚の活性は上がるんだよ」と。
父はフローティングミノーで探っていたところ、30cmちょうどのアメマスを釣り上げ、リリースした。
表層か。そして、小型ミノー。。。スカジットデザインズのチェイスミノー50Fを結び、キャスト。
このルアーは、ゆっくり潜っていくディープダイバー系のミノーで、ローリングアクションが強く、遠投性能にも優れているミノー。今春には64cmのアメマスもあげている大物に縁のあるものだ。
期待は膨らむばかりで、また父にヒット。完全にパターンをつかんだようだ・・・。
そんなとき、瀬頭をクロスストリームで攻めていたところ、ラインが上流に走った。
フッキングしてみると、魚が釣れていました。釣れてしまった物は上げても嬉しくないので、かかった地点の付近で暴れさせ、フックを外させた。シングルフック、バーブレスだとこういうことも可能になる。
じっくり探りながら下流へ釣り降る。雪がやんだ瞬間、そして風がやんだ瞬間、一瞬トロっとした淵が鏡のように透き通り、底まで見えた。
・・・でかい。そいつは確実に70cmクラス。自己記録更新のチャンスが訪れた。
こっそりと15mほど上流に立ちこみ、対岸に向かってキャスト。
そのまま5mほど流し、魚の目の前にルアーがターンしてくるようにする。
読みは的中。底の石を叩き、浮上したノーザンジャークベイトをガッツリくわえた!
「よし!」一息入れフッキング。ラインチェックもしっかりした。ノットはダブルクリンチノット。
そして8ポンドのナイロン。切れるはずが無いと思い込んでいたところが悪かったのだろうか。

そのアメマスはふり幅の大きい首振りを展開し、下流に突っ走る。ドラグが鳴ったと思った瞬間にバツン!という音を立てて切れてしまった。
完全に油断。ナメてかかった罰だろう。自分の未熟さが非常に情けない。
ロッドはスカジットデザインズのサスペンドSP-600HQP・R。パックロッドとは思えないパワーと感度を兼ね備え、ミノーの操作性に優れている。このロッドでも70には一瞬のされかかった。
今月中に同機種の7ft6inを購入予定で居る。
さて、その後もアメマス狙いはパッとせず、ニジマス狙いに切り替えた。ボウズが怖く、逃げ出した。
チップミノー8Sで、瀬をダウンクロスのアップジャークで攻めると結果はすぐに出た。
しかし、29cm(笑)これでも相手してくれたことに感謝し、リリースした。大きくなってまた遊んでくれよと声を掛けて・・・。
さらに下流へ釣り降る。タイムリミッド間近に、父が大物を掛けたが、焦ったようでフックアウト。
素晴らしく綺麗なニジマスだったようだ。
下流は有名なポイントで、先行者が数名いた。30cm台を中心に、結構釣れていたようだ。
彼らには逃した70cmクラスの話はしていない。
まだ今年は1ヶ月半ほど残っている。必ず狙って獲りたいと、今日も作戦を練っているところである。
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