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作者紹介

鈴木周作(水彩色鉛筆画家)
1972年11月15日生まれ。
22歳から独学で水彩色鉛筆画を始める。
札幌、東京の画廊やカフェでの常設展示などを経て、
1999年頃から旅行雑誌、書籍の挿絵を担当。
2000年からはJR北海道のポスターや観光記念乗車券など
各種ノベリティグッズの制作を手掛ける。
2003年1月、東京・阿佐ヶ谷で個展開催。
2003年7月、はじめての絵本”赤帽、最後の日”(新世研)出版。
現在は主に絵本製作などの分野で活動中。


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■第十七話

−北海道地名かるたの旅(5) に:西興部村−

●西興部村の氷のトンネル
 ウェンシリ岳の麓、氷のトンネルは雪崩が積もり下を流れる沢により内部が溶けてトンネルを形成する。トンネルの壁には削ったような亀甲状の模様が見られる。夏時期でも内部は4℃ほどで冷気が漂う。
 (句・絵・解説:「北海道地名かるた」より)

●画家より
 平成13年の崩落事故以来封鎖されていた「氷のトンネル」が、昨日(7月24日)1日に限って久々に公開されたとニュースで報じられていました。
 自然に創り出されたものだけに、時と共に姿を変え、やがて崩れ去ってしまうのもまた仕方の無い事。とは言え、もしかしたら二度とこの光景を見ることはできないかも知れないと思うと、やはり複雑な気持ちになってしまいます。

 同じく「北海道地名かるた」で採り上げさせて別海町のトドワラもかなり風化が進んでしまったようですし、夕張市の炭鉱、留萌町のニシン漁、和寒町・塩狩峠の蒸気機関車も今では遠い昔の想い出です。

 「消えゆく地名、変わりゆく地名を後世に伝えよう・・・」
 そんな想いからスタートしたこの「北海道地名かるた」ですが、そこに描かせて頂いた地域の情景、名物、諸々の風物詩もまた、伝えるべき貴重な財産なんだなぁ・・・と、当たり前の事ですが、改めて感じさせられた次第です。


 ※「北海道地名かるた」は’05年3月発売!
   詳細は発売元(株)ディスカバ リークリエイティブの
   HPをどうぞ。  http://www.dfcp.net

北海道地名かるた


■□ お知らせ □■
只今小樽で個展を開催致しております。「北海道地名かるた」の原画も数点展示中。お近くの皆様は勿論、遠方の皆様も夏休みのご旅行のついでにぜひお立ち寄り下さい。
【鈴木周作 水彩色鉛筆画・原画展】→詳細はこちら
 http://www.h2.dion.ne.jp/~syuchan/koten_2005otaru.html

鈴木周作 水彩色鉛筆画・原画展

(続)



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