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作者紹介


ボンソワール山本

北海道根室市出身。新人時代のヴェトナム前線での取材を機に反戦・反体制?記事を書き続ける熱血ジャーナリスト。だから実名ではありません。趣味はススキノ探訪と海釣り。

 ●第2弾●

 坂ビスケットの「しおA字フライ」や「ラインサンド」と言えば、北海道に住んだ経験がある者なら誰もが一度は口にした事のある、北海道で最も親しまれているお菓子のひとつである。
今回訪れたのは、札幌市西区にあるこの『坂ビスケット』の工場‥ではなく、工場の敷地内にある「レトロ・スペース坂」である。
ここは館長である坂 一敬氏が永年集めた数々の品を展示している小さな資料館であるが、只の資料館ではない。収集品の数とジャンルの広さが兎に角ものすごい。凡そ「レトロ」と名の付くものは全てここに集められているという。

現地に到着してまず印象的だったのは、隣接している工場の周囲から香る、甘く、そして懐かしいビスケットの匂い。誰しもが子供だった頃の無邪気な時分に思いを馳せる。工場自体はかなり大きいもので、創業から半世紀以上経つ老舗の威厳らしきものも感じられる。交通量の多い道路に面した側から見える様に妖艶な下着が展示されているが、内部はほの暗く、此処からではまだ全容は伺えない。


さていよいよ入場である。
入口周辺にはいくつかの展示品、そして昔はそこかしこで見かけた子供向け乗り物があったが「ひび割れしています。乗らないで下さい。サトちゃんより」との注意書きがあった。やはりこの時点ではまだ館内の様子は判らない。


館内入口。内部の独特な雰囲気はまだ此処にはない

時計の様な絵の描かれた看板

乗れないサトちゃん
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