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作者紹介
みやび
生まれも育ちも北海道の、チャキチャキの道産子。
「雪が積もれば歩くスキー、雪が溶けたらフライフィッシング」といった具合に一年中遊び呆けている困り者ですが、これらの遊びを通じて「自然の素晴らしさ、大切さ」を学ばせて貰っている気がします。
近頃はコンサドーレ札幌の試合観戦にハマり、休む暇なく遊んでいる三十路男です。

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■第8話

 雪が積もると、いよいよ歩くスキーシーズンの到来。
今シーズンの足慣らしのつもりで野幌森林公園へ出かけました。
足慣らしと言えども、12月の野幌森林公園の散策には一つの目的が有るのですが。

 園内の池は完全結氷。
今時期の太陽は午後1時になっても低いままで、白くて平らな雪面に、長い木々の影を落とします。
この綺麗なコントラストを表現しきれないのは、私の撮影技術の未熟さ故か。

 園内の到る所で茶色いドーム型の物体が目につきます。
この茶色いドームの正体は、台風18号の強風で倒れた木の根っこです。
針葉樹は地中に浅く根を張る為、根が地面から剥がされるような具合で倒れます。結果、幹を中心とした円形の根が顕わになり、茶色いドームが出来あがります。

 程々に歩いて崖上の樹上を見上げると・・・居ました居ました。
今年もまた野幌森林公園の人気者、フクロウに出会えました。
去年と同じ樹のウロに、2羽で寄り添って寒風に耐えている。
彼等に会う事が、12月の野幌森林公園を散策する目的だったのです。

(続)

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