大谷地恋太郎の地方記者日記

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作者紹介
ペンネーム:大谷地恋太郎
日本各地を転々とする覆面記者。
取材中に遭遇した出来事や感じた事を時に優しく、時に厳しくご紹介します。

(以下は大谷地氏とは関係ありません)

佐藤 昌介(1856-1939)
岩手県花巻市生まれ。農政学者。日本初の農学博士のひとり。現在の東京大学にて学んだ後、1876年(明治9)札幌農学校(現在の北海道大学)に第一期生として入学。卒業後、札幌農学校助手に就任。1886年(明治19)札幌農学校教授を経て1894年(明治27)札幌農学校校長就任。その他東北大農科大学長、北海道大学長なども歴任した。

■地方記者日記117
 違法駐車
by大谷地恋太郎

 この半年間、私が駐在している支局の車庫前に、違法な駐車をしている車によく出くわす。
 車庫前だから、私の車の出し入れが出来ない。クラクションを鳴らしたりして、運転者が戻るのを待っているしかない。
 近くで個人所有の家の建て替え工事が続いていて、その業者や家の持ち主の車が入れ替わり立ち替わり出入りしていて、その駐車場所に選ばれてしまったようなのだ。
 実に失礼な話だ。
 まずは家の主に問題がある。
 家を建て替えるのだから、当然、業者が多数、狭い小路に入ってくる。駐車スペースを確保するのは、家の建ち末を発注した側に、まずは責任があるはずだ。それをしていないから、私の支局前に違法駐車する。
 礼儀として、まずは工事が始まる前に、菓子折りの一つぐらい持ってきて、「迷惑をおかけするかもしれない」と挨拶をするのが当然なのに、これを全くしていない。
 次に業者。
 近くに車を止めたいのは分かるが、車庫前に止める、という考えはどこから出てくるのだろう。
 車庫前に止めれば、その車庫からは車を出すことも、入れることも出来ないのが分からないのだろうか。
 増しては、新聞社の看板が大きく出された建物の目の前に駐車する意味が分かっているのだろうか。
 本日も、またまた車庫前に違法駐車の車がいた。
 さすがもう何回も何回も繰り返されているので、ついに頭に来て、紙に警告の文章を書いてその車に張った。そして一眼レフのデジカメでその車を撮影した。警察署に違法駐車の証拠として提出してもいいようにと考えたからだ。
 カメラで何枚か撮っていると、あわてて、車の所有者が来て、移動した。さすが、撮影されている意味に気付いたのだろう。つまり、違法駐車していることの犯罪性に気付いたとも言える。
 だったら、なぜ最初から犯罪の意識を持たないのだろうか。
 車庫前に車を置くという行為に、他人への痛みは感じないのだろうか。
 新聞社の看板のある建物の前に止めて、業務妨害をしていることに気付かないのか。
 もっと深く考えた。この県民の県民性なのか。そう考えてしまう。
 交通社会にルールは大切だ。ルールを守るから安全性が保てるし、大量の車が移動できるのだ。
 そのルールを守らないのは、ひょっとして県民性なのではないか、と思ってしまう。
 ルールを破ることが、ここの県民のルールなのか。
 こんなに違法駐車を繰り返す県民って、初めてだ。
 怒りを増す。

(続き)



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