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撮影者紹介

KIHO(キホ)

北海道生まれ、現在音更町在住にて
ショップとブリーディングの毎日を繰り広げています。まだまだ「全てにおいて」勉強中(本当かな!?)
色々な意味で「犬屋のおやじです」へへ^^
「ワン」と「家族」と車」と「音楽」と・・・(くどいかも)そんな生活を愛してます。ゆっくりと確実&楽にこれからも生きていこうと想ってます。。


 

 

 


第1話「10年間の沈黙」

 その頃「動物医療器具・機械」などの営業マンをしていました。
ほとんどが「車の移動」で、北海道全てが営業活動範囲で、それぞれ
担当「地域」を持っていました。「十勝」「網走」「北見」「紋別」「遠軽」などなど・・・
一度出張に出たら3日から4日は帰ってこないのは当たり前で
一日の半分以上は車の中の生活と言っても「大げさではなく!」厳しい物がありました。
僕には、「RIO(リオ)ヨークシャ・テリア オス」を小学校から飼っており、一人っ子だったので
弟のように可愛がり、大人になる「過程」を見られながら(笑)「一緒に」居たような気がします。
「子供時代」「青春時代」「社会人時代」と・・・移り変わる人生の道を見守ってくれていた・・・。
あの日は「雨」丁度「紋別・遠軽方面」の仕事、会社の後輩との出張で帰り道のこと・・・。
国道を走っていたら急に道路に「犬」が!!後輩に「ブレーキ!!」と叫んだら「えっ!?」と言われ
「間違いなく轢く!」と思った、「今、犬が・・・」と言うと「はぁー!?」「寝ぼけてたんじゃないですか!?」とか言われ
何事もなかったように車は帰宅へと向かった。
留守電のランプが「点滅」しているのが暗がりの寒い部屋に光っていた。
灯りをつけ「ボタンを押す」「一件です!」「ピーッ!・・・」母からだった「たんたん(リオの事)が死んだから帰ったら電話
下さい!」雨は激しく降る鉛を背負ったように体は思うように動かないまま車を走らせた・・・・。

(続)



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