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作者紹介

風間健介
かって炭鉱で栄えた夕張市。452号から夕張で一番素晴らしい景色が見えるダムを渡って、全7戸の清湖町に住んでいます。主に身近な炭鉱遺産を撮っていて、自宅をギャラリーとして開放もしています。また、空知地方に残る炭鉱遺産の活用を提案する運動もしております。旧産炭地の情報は多いと思います。
夕張に来られた折りはぜひ、お寄り下さい。
第18回東川賞特別賞 第3回平間至賞ハミングバード賞 受賞

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風間健介写真館

■第3話 


私の自然論です。
北海道といえば自然の宝庫と言われます。しかし、ラベンダーやジャガイモの畑や多くの森林は本来の自然でしょうか?北海道は広さと人口密度の低さと冬の寒さが自然を残したと言われてますが、知床が世界遺産候補になったりして最近になって北海道でも自然だけでなく、人間の生活も含めての環境という考え方が知られて来たように思います。今回は北海道の自然を知るというコンセプトの季刊雑誌「faura」(ファウラ)という雑誌を紹介します。(問い合わせ011−261−1658)


この雑誌は東京から北海道へ移り住んだ野鳥写真家の大橋弘一が出版不況の中、事業パートナーを探し、発行したものです。大橋は「自然を撮る写真家として、自然環境の荒廃に対してなにか貢献できることはないかと考えた時に、写真によって「自然」を多くの人に知ってもらうことが一番なのではないかと思いました。「自然」を知ればそれをどう保全していこうかという考え方になるはずだと思うのです。私達、自然写真家は、もっともっと写真を通して自然の営みを皆に知ってもらう方策を講じるべきではないか、と常々思っていました。写真家も一社会人として、環境問題と無縁ではいられないのです。そういう考え方を具体的な形にしたのが「faura」です。
北海道の風景写真は道外の人が感じて写した写真をコピーしているものが多く、この雑誌は現在、まだ2号目だが、デジタル加工の自然写真も存在する時代、単なる自然礼賛でもない、熱い写真家の未来への思いに期待したい。


(続)



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