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作者紹介

風間健介
かって炭鉱で栄えた夕張市。452号から夕張で一番素晴らしい景色が見えるダムを渡って、全7戸の清湖町に住んでいます。主に身近な炭鉱遺産を撮っていて、自宅をギャラリーとして開放もしています。また、空知地方に残る炭鉱遺産の活用を提案する運動もしております。旧産炭地の情報は多いと思います。
夕張に来られた折りはぜひ、お寄り下さい。
第18回東川賞特別賞 第3回平間至賞ハミングバード賞 受賞

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風間健介写真館

■第4話 


 この数年、若者達の写真展が札幌で増えています。北海道には写真専門学校はなく、積極的に写真展をしてきたのは大学写真部が多かったのですが、最近はOBや新しく写真を始めた若者達の写真展が多いようです。少し前までの大学写真部の写真展はまず展ありき、の安易な展示が多かったように思います。しかし、他校との交流や様々な出会いにより、幾つかの元気なユニットが生まれています。今月は札幌で2月に開かれた若者達の写真展のことを書きたいと思います。 

最近の若い人というと、身の回りのカラースナップが多いというイメージがありましたが、対象をじっくり見据えた作品が多く、撮りたいという意識が強く感じられ好感が持てました。また、意外にもモノクロームの作品が17人中、13人と多く、プリントも丁寧なものが多く、良かったです。そして、女性達は相変わらず元気のようでした。彼等は個展も開いていますが、道外でも開く積極性を期待します。今まで見たベテラン方の写真は完成度は高いのですけど、どこかで見たような写真が多い気がします。豊富な人生経験を生かして、もっとワガママに自分の写真を撮られてはどうでしょうか。また、他のジャンルの写真展をあまり見に行かないとも聞きます。たまには若者達の写真展はいかがでしょう。若いエキスは刺激になりますよ。北海道は写真王国と呼ばれる時があります。しかし、写真家志望の若者達にとっては良い環境とは思えず、昨年暮、ささやかですが、若者対象のワークショップをしました。今後も続けていきたいと思っています。詳しくはホームページをご覧下さい。http://www2.ocn.ne.jp/~kazama/
 写真は夕張の冬の街並みです。今年は暖冬で楽でした。しっかし、一気に雪が落ちて煙突が折れてしまいました(泣)

 

 

(続)



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