蝦名信英の北のIT革命家への道


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作者紹介

山岸加奈
イタリアの田園風景と丘陵小都市に憧れて、学生なり働いたりと6年間も滞在してしまう。現在は札幌で建築・都市計画の事務所代表。北海道とイタリアでは、似ている点が多いと思う。楽しいこと、美味しいことが好き。

第2話


 北海道は雄大な自然の中に、都市と農村、農地や牧草地などが広域な風景として展開しています。そこでは、人々が生活を営み、産業を築き上げています。
 自給自足で産業経済が成り立ち、地域が自立していた時代には、効率的な資本投資をする必要はありませんでしたが、戦後は、工業化の進展による産業構造の変化により、農村部でも利便的な農業形態の定着や、工業用地や宅地への農地転用が行われ、北海道本来の美しい風景の秩序が乱れてきました。


 しかし、私なりのイタリアの愉しむ風景と生活は、北海道でも充分愉しみながら美しい風景を再形成できるのではないかと考えています。


(続)



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