昭和6年から11年にかけて造られた「稚内港北防波堤は、平成13年に「北海道遺産」に選定されました。

 半アーチ式のドームや太い円柱、なだらかな回廊などギリシャ建築を彷佛とさせ、観光スポットとして人気を博しています。



 稚内港北防波堤ドームはその昔、まだ北埠頭(きたふとう)が旧樺太航路の発着場に使われていた時に、ここに通じる道路や鉄道に波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で建設されました。
 当時の防波堤の高さは5.5mと低く、海が荒れれば波が簡単に乗り越えていたため、その役目を充分に果たしていませんでした。そのため、昭和6年1月に防波堤の改築が決まった時、その設計が若き土木技士・土谷実の手に委ねられることになったのです。
 土谷氏は図面引きから強度計算、工事の監督まで全てを一人で担当しました。押し寄せる波の力を逃がす形状、軟弱な地盤に適する地面反力の均一化など、自然の力を受けとめるデザインを試行錯誤していった結果、古代の意匠と融合するものとなったのです。



 5年という工事期間を経て完成した防波堤ドームは、海上からの高さ14m、柱間6mの円柱72本を並べた、長さ427mという世界でも類を見ない景観と構造を持っています。
 この異国的な雰囲気が好まれるのか、TVのCMなどに使われることも。このドームは利尻・礼文島に向かうフェリー利用客で賑わう北埠頭のシンボルでもあります。


 稚内から約20kmの洋上にある利尻島は、その優美な姿から「利尻富士」とも呼ばれています。山が海上に浮かんでいるといった印象を受けます。標高1,721mで自然美にあふれています。
 利尻島のさらに北に位置する礼文島は、有人では最北の島です。300種以上もの高山植物が咲き誇る礼文島は「花の浮島」という異名も持っています。
 ドームまで足を運ぶなら、このニ島も訪れてはいかがでしょうか。北海道の厳しい環境ならではの美しい自然に触れることができます。フェリーで2時間ほどの旅ですが、見どころは盛り沢山。

 

一覧へ戻る


| 全道マップ | 会員規約 | 免責と注意事項 | 著作権とリンク | 広告募集 | お問合せフォーム | ホームページ製作|
Copyright(C) 2002 Hokkaido-club.com All rights reserved.




GO TO TOP