屯田兵屋
屯田兵屋

道内各地に残る屯田兵の足跡



屯田兵は明治8年の札幌郡琴似村に始まり、開拓と軍備のため、明治32年の士別、剣淵まで道内各地に37の兵村が置かれました。上湧別町には当時の区画の北兵村地区と南兵村地区が残ります。札幌市琴似、士別市、厚岸町太田、根室市和田などに兵屋、札幌市新琴似、江別市野幌に中隊本部の建物が保存され、北見市の信善光寺には屯田兵人形75体が奉られています。 ●区画を残す唯一の地域  上湧別町は、道内で唯一屯田兵開拓当時のままの兵村区画が残っています。今もなおその地に屯田兵屋が納屋などに形を変えて存在します。支給地にそのまま住み続ける子孫も数多く、兵村を形成した中隊名になっています。 ●上湧別町チュウーリップ公園  兵村の中心であった学校跡は、今では5月に120万本の花が咲くチューリップ公園となり町のシンボルとして生まれ変わっています。上湧別町では幾度となく高収益の作物が思考され、チューリップの球根の生産も盛んでした。屯田兵が支給された比較的狭い農地で農業を営むための工夫でした

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