石狩川は、大雪山系石狩岳を源とし、上川、空知、石狩の大平野を形成して日本海に注ぐ日本屈指の大河川です。長さは全国3位の268km、流域面積は全国2位の14,330km2で北海道全体の6分の1の面積に相当します。現在、流域には札幌市、旭川市をはじめ48の市町村があり、北海道の政治や経済、産業などの中枢を担っています。

 

 流域の気候は、四季の変化が明瞭な日本海側気候の特徴を持ちます。流域には大雪山や支笏湖・洞爺国立公園など、豊かな自然があり、ヒグマ、キタキツネ、カワセミなどの動植物が生息しています。

 

 石狩川の語源の由来はいくつかありますが、一般的には非常にまがりくねった川を意味するアイヌ語の「イ・カラ・ペツ」が良く知られています。石狩川は、北海道の開拓が始まる明治時代のはじめまでは、原始河川の状態をとどめており356kmもありました。縦横に蛇行した川は頻繁に氾濫、洪水を繰り返し、広大な田畑、さらには尊い命までも濁流にのみこまれてしまいました。

 

 半世紀に渡って川の蛇行部分を直線化するショートカット工事が行われ、現在の形になったのですが、今でも大雨が降って石狩川の水が増え続けると、この地域に降った雨水は川に流れ込めなくなり洪水が引き起ってしいます。北海道開拓の歴史の中で、度重なる洪水と戦いながらも、交通・物資の道として大きな役割を担う石狩川は、歴史と文化が刻み込まれた「北海道の母なる川」なのです。

 

石狩川周辺のイベント情報
 鮭の故郷、石狩川河口の石狩市では、「石狩さけまつり」という名物行事が毎年9月に開催されています(今年の開催日は9月18日・19日の両日)。豪快な”鮭の掴み取り”や、特大の千人鍋で作る”本場石狩鍋”の格安提供、そして早朝捕れたての石狩沖の鮮度抜群の秋鮭の即売など、まさに鮭づくしの2日間です。

 

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