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作者紹介
衛藤 聡
1961年登別市生まれ。登別市在住
趣味:北海道らしく美しい風景を求めて最近はもっぱら山に登る。(半分は運動不足解消のためかな?)
仕事:これまた北海道らしい建築を求めて、日々建築設計活動中。


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衛藤聡建築事務所
http://www7.plala.or.jp/etaa/


 ■第8話 「悲別」

今から20年前、北海道に「悲別」という小さな街があった。
悲別・・・何とも切なく意味深で、北海道らしい地名ではなかろうか。
あったと言っても架空のお話・・・脚本家の倉本聰さんが「北の国から」の次につくった物語、「昨日、悲別で」の舞台になった街だ。
この山間の街に住む若者が、卒業を期にそれぞれの道を歩み始める・・・といったちょっとマイナーな物語だったと思う。

放映当時、僕の年齢と少しタイムラグがあったのと、今でもそうだがドラマは好きじゃないので、まじめに見た記憶がないのであるが、オープニングだったかエンディングだったか忘れてしまったが、しんしんと雪が降る中、悲別駅をバックに(これも定かではない・・・)学生服を着た主人公達が戯れるシーンが唯一、脳裏に焼きついている。

何故かと言うと、そこにあの「22才の別れ」の美しいイントロが流れてくるのだ。
さらに遡ること10年前、当時中学生だった僕は、風(フォークデュオ)が歌っていたこの「22才の別れ」がとても好きだった。



悲別ロマン座や、悲別駅を舞台に繰り広げられた物語・・・今も当時の面影を大切に保存する街がある。

物語をご存知の方はもとより、ご存じない方も街を見つけて訪ねて見てはいかがだろうか。

(つづく)

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