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作者紹介
SHIMA
1960年、北海道生まれ。スズメの声で目を覚まし、雪上の野ウサギの跡を追いかけていたていた少年が、就職後に町中に住み、動物を見たいと双眼鏡を手にたのがきっかけで、不思議な野鳥にのめり込んでいく。

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 ■第13話

 3月26日(土)、千歳市と北海道自然観察協議会の共催による「北帰行のヒシクイ観察とゴミ拾い」に参加しました。
 場所は、千歳市と長沼町にまたがるネシコシ排水路(通称、長都沼)周辺で、春と秋には多くのハクチョウ、カモ類、ガン類が旅の疲れを癒す場所です。貸切バスで向かう途中、説明を受けたのですが、この場所は、農業用排水施設を造った場所に、かつて広大な長都沼があったところから今でも通称『長都沼』と呼ばれています。

 いただいた資料には、「ここは半世紀前までは、広大な湿原だった。千歳川の遊水池であり、生き物たちの楽園だった。その記憶をとどめて、渡り鳥たちは、この「排水路」を今も使っている。」とありました。この長都沼は、別名で「幅広排水路」とも呼ばれているのですが、そちらの言葉の方が正確だと思われるように、そんなに広くない川のように見えるのですが、その排水路が有名な宮島沼やウトナイ湖と共にガンカモの渡りの重要な中継地になっているのが不思議でならなかったのですが、きっと、50年以上前にこの地を利用していたガンカモの子孫たちが、環境が大きく変化しても何代にも渡って利用してきたのでしょう。
 そのような重要な中継地になっていることでの問題点についても指導員の方は話しておられましたが、現在の子孫たちも同じように利用できる環境が守られていくにはどうしたらしいのか?と感じてきました。

長都沼のヒシクイ

 3年目の行事になるらしいのですが、今年は例年になく雪が残っていることもあるのか、去年と比較すると、野鳥もゴミも少なかったようで、少々物足りなさの残る参加者は、雪の中からゴミを見つけていました。

ゴミ拾い風景
(続)

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